すてれお

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http://pitchfork.tv/node/797
ステレオラブの新しいPV。
ああああ、やられたー、そうかー、と
ぐうの根も出ない。

このPVをローファイという言葉で片付けていいかはともかく、
いわゆるローファイって、わざわざ劣化させる必要ないものを劣化させた感じが
なんか不自然で、嫌いじゃないけどちょっと違和感があるなぁって思ってた。
WEBデザインでも、意味なく劣化させたインターフェースとか好きじゃない。
ある種のフェティシズムみたいで、その世界観が閉じちゃってる。
でもこのPVはそういうのも突き破って普遍的なものに触れてる感じがします。

例えば、リアリティ(アナログ感)を出そうと思ってローファイな劣化処理を入れてみると
逆に光と影の関係がおかしくなったりして光学的には破綻してしまい、
人工的にプリントされたものという嘘臭さがつきまとってしまうリスクがある。
このPVは、そこをうまく抽象化したり、あからさまにレイヤーを重ねたりして
それをうまく避けているのが良いのかも。
リアルを排除することでリアリティを獲得したローファイみたいな。賛成の反対の反対。

もちろんステレオラブの音楽自体もそうだけど、
何か追求し続けるってことは、すごいパワーを持ってるなぁと。
追求しつづけると、突き抜けてくるんだなぁと。
あれすげーこれすげーって言って時代に流されてる場合じゃないなぁと。
アートは人生かけなきゃ出来ないんだなぁと。
改めて思いました。

話は変わるけど、
Gainer(with MAX/MSP)のワークショップ行って来た。
中学校の技術の時間に1度も成功したことがないという手先の不器用さで、
大学は電気電子工学専攻にもかかわらず
オームの法則さえウロ覚えという電子工作嫌いだったけど、
なんとか無事終了することが出来ました。
ていうか楽しかった。
工作アレルギーなおったので、今後はもうちょっといろいろ手を広げてやってみたいなぁと。
・・って、さっき言ってたことからすぐに意見を変えて、
どっちが本音だか自分でもわからなくなるパターンです。

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コメント(2)

gainer面白いよねー、僕も年末ycamのワークショップいってから、一ヶ月くらいgainer、processing触ってました。Mr.hornedはactionscriptで制御できるから可能性広がるネー。僕はgainer+processingからOSCでreaktor制御しようとか思ってたら仕事が入って半年間そっちはほったらかしです、バランス感覚悪くてすいまメーン。

おもしろいね
gainerとか使うときは、ソフトウェアだけで完結してる時とは全然発想を変えないとダメだなぁと思った

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このページは、hornedが2008年5月22日 23:00に書いたブログ記事です。

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