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エチゴツマリ

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お盆に「越後妻有 大地の芸術祭」にいってきた。

2泊3日だったのだけど、1泊目にはマリーナ・アブラモビッチの「夢の家」にも泊まった。

夢の家の部屋には赤、青、緑、紫があり、僕は赤の部屋にした。
寝るときは棺桶みたいな箱の中で寝る。
衣装も決まっていて、モジモジ君みたいな白い全身タイツをはいて、
その上からさらに全身の真っ赤なスーツ(各自の部屋の色)を着る。
真っ赤なスーツにはさらに磁石を12個埋め込む。


もじもじ きゅっ

装着 あぱぱぱぱ

ねむるの図 ぐがが


クーラーはない。
夜は比較的すずしいが、それでもやっぱり暑かった。ちょうど猛暑やったし。

お風呂はハーブをたっぷり浮かべたお風呂に入る。

で、夢はちゃんとみれた。
夜中に何度も目が覚めて、そのたびに「夢を覚えなきゃ、覚えなきゃ」って
思っているとまた眠りに落ちるという繰り返し。
思ったより寝起きは良かった。
夢の内容は「夢の本」というのに、朝起きたときに記入する。
一緒に泊まった人全員が夢を見たらしいので、棺桶とかスーツとかの
変な決まりごとにも、思ったより夢見の効果はあるかもしれない。

ちなみに夢の家に泊まる前に、カスタネダの
夢見の技法―超意識への飛翔」を読んでおいたのだけど、
全く役にたたなかったことを付け加えておく。本自体はおもしろかったけどね。


夢の家の話はこれくらいにして、そのほか良かったのを紹介。

ボルタンスキーの「最後の教室
小学校がまるごと使われていて、誰もいない真っ暗な
理科室や音楽室のちょっぴり怖い雰囲気も感じることができる。
越後妻有トリエンナーレ期間中はとても混みそうだが、
今年はトリエンナーレの年じゃないし、
お盆の時期からも微妙にずらして行ったので
自分達のグループ以外誰もいなくて、とても満喫できた。


「脱皮する家」ではちょうどイベントをやっていた。


名ヶ山写真館では自分の遺影写真も撮った。


タレルの光の館は、見学だけした。
おもったよりも普通な印象。直島のやつのほうが良いかも?
お風呂がおもしろそうだけど、泊まってみないとイマイチ魅力がわからない。


カバコフ夫妻の「棚田」は越後の大地を一番感じた。


2泊3日で車で移動したけど、全然見きらなかった。
トリエンナーレの時はもっと作品やイベントが多くなるので
何度でもリピートできるかもと思う。

MOVIE5

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サフランボルの子供で一番仲良くしてくれた二人。
パンやお菓子をもらった。








ヤスミンの弟のアリ(音入り)。
サズというトルコの伝統的な楽器の演奏をしてくれた。

サフランボルを発つ日。

ヤスミンとお別れ。とてもさみしい。
宿を出てターミナルまでヤスミンのだんなに送ってもらう。
大学の後輩の彼も今日サフランボルを発つので
ターミナルまで一緒に来た。
「気をつけて、良い旅を」と握手して別れる。

雪が降っている。
寒いけど、サフランボルは温かかった。
カフェでチャイを飲みながらバスを待つ。

・・と、ここで旅の記録は終わりにしようと思う。
なぜならサフランボルが一番思い出深かった場所なので
その後のことは書く気になれない。

サフランボルからバスで7時間かけて移動し、
イスタンブールに戻って来た。
イスタンブールでは3日間滞在。
その間に5人の日本人と出会い、
サフランボルで一緒に泊まっていた韓国人2人にも再会した。
二度目のイスタンブールは、なんだか見慣れた印象。
日常が顔をだしていた。

帰りはまたドバイ経由のエミレーツに乗って帰国。

大阪はいつもと変わらなかった。
それがおかしくてしょうがない。

サフランボル4

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朝起きて、朝食をとる。
今日チェックアウトするか?と聞かれて、
もう一泊すると答えてしまう。
居心地がいい。

朝食の時に新たな日本人がいる。
大学生の男子だ。
後で聞いてみると僕の大学の後輩だった。
奇遇ですなって感じで情報交換。
若いので、客引きとかにも全くへこたれてない様子。
むしろ彼らをからかうのが楽しいそうだ。
また夕食の時に会いましょうと言って別れる。

午後3時。
ヤスミンと韓国人の女の子二人と
ウォーキングにでかける。
散歩というよりストイックなエクササイズ。
もくもくと早歩きしました。
ヤスミンはダイエットのため毎日歩くそう。

夕食の時間。
さらに一人日本人が増えた。
オーストラリアからスタートして
9ヵ月目というバックパッカの25才男子。
日本に帰る日にちはまだ決めていないとのこと。

そういうわけで、大学の後輩の彼と、パッカーの彼と
男子3人でハマムへ出掛ける。
ハマムとは、ある意味トルコ風呂だが、
なんというかそういうヌルヌルした雰囲気のところではなく、
まあ、サウナだ。
銭湯のようなもので、トルコ名物のひとつ。
暖かい石の上に寝そべったり、垢すりや
マッサージ(byおっさん)のサービスがある。

入ってみると、全然システムがわからない。
どこで脱いで、どこへ行けばいいのか。
うろうろしてると、番台(?)のオッサンがやって来た。
言われるがままに着替えて、中へ案内してもらう。

石の上は、気持ちがよい。
後輩の彼は、垢すりもやってもらっていた。
後で聞くと、垢すりのオッサンのぼよぼよの腹が
足にあたって気持ちよかったとのこと。結局そっちか・・。

出るときに料金でもめる。
ちょっとぼられたかも?
英語が通じなかったので、いまだによくわからない。
パッカーの彼は生活がかかっているので、かなり気にしていた。

そんなこんなでサフランボル最後の夜が更けました。

MOVIE4

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猫。
毎日のように出会い、ずっとついて来るので
勝手にチャルシュと名付けた(広場の名前から取って)。
一回噛まれた。








チェレビィ(音入り)。
「ペイントは伝統的なスタイルか?オリジナルか?」って
聞いたら「トゥギャザーっす」だって。

サフランボル3

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朝起きると晴れていた。
絶好の撮影日和。

一般公開されている古い民家を目指す。
行く途中、犬に出会い、後を付いてくるので、しばらく一緒に過ごす。
動物との距離が近い町だ。
民家は冬期だからか、しまっていた。

しかたないので丘に行くことにする。
丘に着くと雲っていた。
しばらくぼーっと晴れ間を待つ。
昨日の猫がまたやってきた。

丘を降りて市場へ。
香辛料店のおじいちゃんに
店先を撮らせてもらう。
ビデオに自分が映っているをみて喜ぶおじいちゃん。

しばらくすると別の店からヒッピーみたいな
トルコ人が出て来て中に入れという。
ちょっと怖かったけど、
サフランボルだから大丈夫かなと思って中に入る。
チェレビィというこのトルコ人は
自分は壷を作るアーティストだと言う。
ほんとかなー?と思っていると
自分が取材をうけたいろんな新聞をみせてくれる。
確かに結構でかく載っている。

彼が日本人の友達と連絡とりたいから
手伝ってくれと言う。
ケータイの番号を聞いたものの
国際電話のかけかたがわからないらしい。

国際電話の掛け方を教えてあげると
うまくつながったようだ。
チェレビィは機嫌よく話しかけているが
英語が下手なので
あまり通じてない様子。
代わってくれと言われて電話を代わる。
代わってみると相手は日本人のタクマという人で
今シーアンにいるという。
チェレビイの横にいるんだと伝えると
「チェレビイに一人で相手してるんですか!?
 いやー・・・
 いやー・・・
 いやー、頑張ってくださいとしか言いようがないですね~」
と彼は言う。

そうなのか?
チェレビイって、もしかしてしつこい人?
・・ちょっと不安になってきた。

どうやってこの場を逃れようか考える。

「夕暮れまでにいろいろ撮影しなければいけないんだ」
とか適当なこと言ってみる。
チェレビィも理解してくれて、何とか家を出れた。

晩御飯の時間。

昨日のオタクの日本人女子が今日もとばしていた。
わからないトルコ語は辞書を取り出して「この辞書必須。」とかいいながら
すべて調べようとしてくれる。
それでも分からなければ
ガックシのボーズも鮮やかに使いこなす。
僕は日本人なので「ああオタクな方ね」とすぐ分類できて楽しめるが、
他の人達は若干ひきぎみだった。

しばらくしてヤスミンが「おじさんの家に遊びに行こう」と言うので、
ヤスミンの家族と全部で7人ぐらいでぞろぞろ出掛けて行った。

ヤスミンのおじさんの家にぎゅうぎゅう詰めになった僕らは、
トルコ版「クイズミリオネア」を見て、
わけわからないまま「Aが答えだ、Bが正解だ」とか言いながら、
ダラダラ時間を過ごす。

チァイを3杯ぐらい飲み終わったころには、
トルコ音楽にあわせてダンスを踊る番組が
テレビで流れていた。
「ソウルトレイン」のトルコ版みたいな感じ?

テレビを見ながら皆微妙に盛り上がってきて、
「お前踊れ」みたいな空気になってくる。
僕は、俺の生き様みとけよとばかりに
見よう見真似でトルコダンスを踊る。
合わせてヤスミンの叔父さんも踊る。
叔父さんと見つめ合いながら小粋なステップ。
しゃなり、しゃなり、へいへいへい。
変なノリで盛り上がる。
楽しい。
宴は終わり、また寒い道を歩いて宿へ戻った。

サフランボル2

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10時間以上寝て、目が覚める。
雪がガンガンに降っていて
撮影どころじゃなさそう。

ふらふらと散歩に出掛け
丘に上ると猫がいた。
ちょっとかまってみたら
ずっと後を付いてくるようになったので
小1時間ほど猫と遊ぶ。

猫と別れて散策していると
また少年たちが寄ってきていろいろ質問してくる。
写真をとったり、
僕が片言のトルコ語で応対したりしてるうちに仲良くなると、
一人の少年が僕に1リラ硬貨を見せて何か言っている。
どうもシミット(ごまパン)を
おごってくれるようだ。
シミット屋に連れていかれて
1つ0.5リラのシミットをもらう。
お礼を言って別れた後も
度々その少年たちと出会い、
そのたびに自分が食べている
お菓子やらなんやらもらった。

トルコ人は、人をもてなすのが大好きだと聞き、
実際サフランボルではそういう人達に沢山出会った。
その気質は子供の時にもう備わっているようだ。

この日は昼寝したり散歩したりして
何をすることもなくボーっと過ごした。

宿に帰ると韓国人の女性が二人いた。
海外旅行2回目なのに
エジプト→ヨルダン→レバノン→シリア→トルコ
と旅しているらしい。
タフなガールズ。
レバノンが一番良かったと言っていた。

イスタンブールで
爆発テロがあったとかテレビで言っている。
こえーなーとかみんなで言い合って騒ぐ。

夜も大分ふけて、新たな宿泊客。
日本人の女性。
山田花子を鉄道オタクにしたような印象。
イスタンブール大学に留学してるらしい。
何かを偏愛してるとかではないが、
話し方はまるっきりオタクでいらっしゃる。
コミケにいても全く違和感がない。
あえていうならトルコオタクかも。
あらゆるトルコ語の会話を翻訳しようとしてくれる。

そんなメンバーでワイワイと夜が更けた。

MOVIE3

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サフランボルの子供。








ヤスミンと隣の家の子(僕のアホ声入り)。

サフランボル1

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サフランボルで泊まったのは、トルコ旅行者には
日本人宿として有名なバストゥンジュペンション。
ここにはヤスミンという宿屋の娘さんがいて、
かわいいと評判だ。

宿に入って出迎えてくれたのはそのヤスミン。
確かにかわいい。
頭にはヒジャブ(髪の毛を見せないように覆う布)を被っている。

素朴な調子で日本語を話して応対してくれる。
清楚なたたずまい。
綺麗な声。
神秘的な瞳。
吸い込まれそう、とはこのことかと思う。

もう少し外見的なかわいらしさばかりを想像していたが、
内面の純粋さのオーラのようなものも強く感じた。
なかなか日本では出会えないタイプ。
そんなわけで、いきなり惚れてしまった。

部屋に案内してくれたのはヤスミンのだんな。
残念ながらヤスミンは結婚している。
(20才のときに結婚して、いま24才らしい)

案内してもらった部屋は、昔のトルコの生活を思わせる雰囲気があった。
サフランボルは古い民家が沢山残っていて
その古い町並みが世界遺産になっている。
そして、古い町並み以外にはとりわけ見所もないので
のんびり過ごすことが出来る。

早速、散歩にでかけようと階段を降りて一階のサロンに行くと、
ヤスミンのママ(つまり宿の女将さん)がいた。
顔は似てるけどよくしゃべるおばちゃんって感じ。
基本的に英語をしゃべる。

最初は僕にかまってくれてたが、
近所のおばちゃんが入ってきておしゃべりモードに突入したら
僕の存在を全く忘れている。
そんなアンネ(トルコ語でお母さんの意味)を横目に
外に出掛ける。

とてものどかだ。
いままでと空気が違う。

話しかけて来る人も客引きとかじゃなく
親切(ちょっぴりおせっかいも含む)で話してくれるので癒される。

小さな子供は、すれ違うと挨拶してくれる。
自分の食べているお菓子を分けてくれる。
「フォートー、フォートー」と言いながら
かしこまって自ら被写体になってくれる。

夕食は家庭料理をペンションで食べさせてもらう。
アンネの手料理だ。
うまい、がめちゃくちゃ量が多い。
アンネは容赦なくオカワリを持ってくる。
意地で全部食べた。満腹。

幸せな気分で就寝。
サフランボルはいい町だ。

アンカラ~サフランボル

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朝起きてホテルの朝食
ビュッフェ形式だったので
エキメッキ(トルコのパン)を食べまくる。

気分よくホテルをチェックアウトして
地下鉄でバスターミナルへ。

アンカラはトルコの首都なのだが、
行きたい場所がないのでスルー。
なので、すぐに第3の目的地サフランボルへ向かう。

ターミナルに到着。
アンカラのターミナルはすごく大きい。空港のよう。
トルコは、鉄道よりもバスが圧倒的に発達していて
日本よりもサービスがよい。
例えば紅茶やお菓子が出る。

バスの中は少し寒かった。
途中休憩の時間に食堂で食べた
パンとスープがしみうま。
この旅で一番忘れられない味。
幸福な気分で余韻にひたりながら
風景を眺めた。

7時間後サフランボルのターミナルに到着。
送迎バス、タクシーと乗り継ぎ、旧市街へ。

旧市街へ入った瞬間、全く雰囲気が違う。
いつスリに襲われるかとか、
いつ客引きが声をかけてくるかなんてことと無縁の世界。
ツーリスティックな匂いが全然しない。

実際、タクシーの運転手(拉致問題のジェンキンスさんみたいなおじいちゃん)が
がんばって荷物を積み降ろししてくれたので
チップをあげようとしたら、いらないて言って断られた。
今までにない反応。

緊張が一気に解けて、ニヤけながら歩く。
あー、いい街に来たかもー。

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