伊丹アイホールで「AYAモジュール1」をみた。
http://www.acic.kyoto-art.ac.jp/now/2004/09/aya/aya.html
「観客がチャットによるコミュニケーションにより作品に参加することができるインタラクティヴな公演」ということで、ステージの近くに一つノートパソコンがおかれていた。
四角いステージは各側面を半透明のスクリーンに覆われていて、そこに映像が映し出され、中でダンサーが演技をする。
まず観客のだれかがパソコンのところまで行って1~8までのシーンから1つ選ぶ。パソコンではチャットによって劇中のキャラクターと会話しながら好きなシーンをチョイスできる。そうやってランダムにシーンが再生されるようにパフォーマンスは進んで行った。
映像の見せ方やステージの構成は綺麗でおもしろかった。ただ「インタラクティブ」ということと、物語の構成や世界観に関してはまだまだ実験という感じだった。
こういうやり取りにおける「インタラクティブ」という要素について、一番重要だと思うのは、観客の関心と目の前に立ち現れる体験とがどれだけスムーズにリンクするかだと思う。例えばシーン6を観ている時に、次のシーンを観たいとおもったら次のシーンにすぐに移ったりできるほうがもっとスリリングなものになるはず。観客がおもしろくないと思ったら、そのシーンを途中で中断したり、早送りしたり、概要だけ再生したりってできたらもっとおもしろいね。
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