ウォーズMEN

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スター・ウォーズ エピソード3宇宙戦争をみました。

スターウォーズは、先行オールナイトに行き、
拍手と歓声とライトセーバーを振り回すオタクの中、幕を開けました。
映画は堂々としていて、淡々と起こった事実を語るような感じ。
宇宙船の撃ち合いや、ライトセーバーを使ったチャンバラも
出し惜しみしすぎず、観客にこびすぎず、良いバランスでした。
30年前に公開されたエピソード4へ接続するための本作品。
30年前とは制作技術ももちろん違うけど、
観客や制作に関わる人々の価値観もずいぶん違うだろうと思います。
そういう価値観の違いを超えて接続されたこの作品には「歴史」とでも
呼びたくなるスケールの大きなうねりを感じました。

一方、宇宙戦争のほうは、現代の作品って感じで
その破壊っぷりにちょっと笑ってしまう映画でした。
人間の心理や、社会問題への言及など、そういうことが
ほとんどなく(あっても非常にステレオタイプなものばかり)、
スターウォーズのようなスケール感もなく、
あったのは爽やかな破壊だけみたいな
シンプルな印象でした。

VFXは両方ともILMだったので似てます。
すでにILMのVFXは標準語みたいになっていて偏在してるので、
実はそれがちょっとネックなんちゃうかなとも思いました。

すごく偏った娯楽を消費してるなぁと実感します。

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このページは、hornedが2005年7月 4日 00:55に書いたブログ記事です。

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